木村裕紀『ブランドファースト 中小・ベンチャーの成長はブランドから始まる』
企業の価値を世界に向けて伝えるブランドは、規模の大小に関わらず、ビジネスの成長に不可欠な要素だ。
ITの進化によって中小・ベンチャー企業であってもブランディングが可能な時代になった。
中小・ベンチャー企業向けWebコンサルティングから得たノウハウを基に、ブランドが企業の成長にもたらす効果と、ブランディングに欠かせない手法を解説する。
はじめに
プロローグ:中小・ベンチャー企業が忘れたブランディング
~ブランドとブランディングは誰のものか?~
ブランド=らしさ
中小・ベンチャ―企業にブランディングが浸透しないわけ
広告業界の課題
中小規模の企業を対象としたサービスがほとんど存在しない
費用が膨大なので大企業しか手を出せない/需要がないからサービスが生まれない
ブランディングの意義:ブレないこと、一貫性を持たせること
STEP1:ブランディングは必要なのか?
~ブランドに対する誤解を解く~
「ブランディングに取り組んでいたがやめた」がとても多い
STEP2:ベンチャーこそブランディング
~ブランドがもたらす経営効果~
行き当たりばったりのクリエイティブになってしまう
STEP3:インナーブランディング
~企業の価値や目指すビジョンを示す~
STEP4:アウターブランディング
~世界に企業の価値をどう伝えるのか~
デザインツールは無料に、誰でも使えるようになってきているがブランドメッセージ、CIは誰にでも作れるものではない
STEP5:ブランディング実践事例
~中小・ベンチャーならでは取り組みに学ぶ~
ANS
チームメンバーは7名。コアメンバー4名
キーパーソンへのインタビュー・戦略策定ミーティング(1~3月)
社長、代表格の社員、付き合いの長い顧客数社
自社の強み・弱み、事業の意義や目的、課題と解決策
現状の棚卸しができた=企業のDNAをすべて明らかにした
メッセージ・クリエイティブ制作(4~6月)
企業ロゴ、名刺
ブランド刷新の発表(8月)
特設サイトオープン
直視していなかった課題と向き合うきっかけになった
ブランドメッセージが明確になり、軸を意識しながら仕事が進むように
多くの中小・ベンチャー企業にはそれ(確立しブランド)がありません。その場合、経営者の人格そのものがブランドということになるでしょう、~永続的に事業を発展させていきたいと思うなら、企業の『人格』を定めるブランディングは絶対に必要です。
特別対談:大久保秀夫×木村裕紀
「100年継栄」のためのブランドとは
エピローグ
今現在は...
社名変更していた